恵門之不動の本殿は、高さ45m岩肌にせり立っています。
鮮やかな朱塗りが、春は新緑に、秋は紅葉に映えて絵画のようです。
その『恵門之不動』に於いて、五大護摩が執り行われました。
毎年7月27日の夕刻から深夜にかけて、この日本三大不動の一つに挙げられる霊験あらたかな道場の神秘的な洞窟の奥にある護摩壇で焚かれる護摩は、恐怖すら覚えるほどの燃え盛る炎の前で、僧侶たちが命がけの護摩を焚き上げます。
「五大護摩」の名称の通り、地、水、火、風、空、全ての恵みに感謝を捧げるべく、五座に分けて数千本の添え護摩木を炎に焚き上げます。